FOR COMPOSERS & CREATORS

作曲家・クリエイターの方へ

ボカロP・ゲームクリエイター・カメラマンなど、音楽・映像系クリエイターの税金をわかりやすく解説します。

フリーの作曲家として活動されている方の税金・確定申告についてご相談いただくことが多くあります。多くの方が「自分の仕事をなかなか理解してくれないから説明が大変」といった悩みとともにご相談に来られます。私たちは作曲家・クリエイターの仕事に関して理解しておりますので、仕事の説明から入らなくても大丈夫です。いきなり本題をご相談いただけるので、悩みに対して素早く対処することができます。

01

どの程度の収入があれば確定申告が必要なの?
—— 収入より利益を見よう ——

よくいただくご質問で「どのくらい稼いだら確定申告しないといけないの?」というものがあります。ほとんどの場合『稼ぐ』=『売上』という意味で使われているのですが、確定申告が必要かどうか・税金が多いのか少ないのかは、『売上』ではなく『利益』を基準に考えます。

利益の計算は、『売上』-『経費』=『利益』です。この利益が出発点となります。

区分 状況
確定申告が必要な人 利益がプラスの人
したほうが良い人 利益が若干マイナスだが他に給与などがある人
しなくても良い人 他に給与などの収入が無く、利益がマイナス(赤字)の人

02

利益の計算のとき、どこまで経費に入れても良いの?

利益を計算する上で「経費がいくらか?」というのは非常に大きな問題です。弊社クライアント様からのご相談で最も多い内容といっても良いくらいです。

経費に入れても良いかの判断は、「商売上必要な出費かどうか」を基準に考えます。

商売上必要な出費兼プライベートの出費というものも中にはあります。そんな場合はどうするかというと、割合で按分します。

例)事務所兼住居(2LDK)の家賃
使用している割合で案分:事務所用1部屋・寝室1部屋・その他共通の場所という状況の場合、50%を経費、残りの50%をプライベートとするのが妥当と考えられます。

03

税金が安くなる方法ってないの?
—— 青色申告のすすめ ——

青色申告・白色申告という言葉を聞いたことがあるでしょうか。もしかしたら「青色申告は面倒くさい」というイメージを持っておられる方もいるかもしれません。

でも、私たち税理士が皆様の確定申告書をお作りするときは、特別な事情がない限り青色申告でお作りします。なぜなら、税金が安くなるという点では白色申告よりも青色申告の方が圧倒的にメリットが多いのです。作曲等の収入で生活できるだけの利益があるのであれば、税金が数十万円安くなることもあります。

青色申告のメリット

  • 帳簿をつける代わりに最大65万円の控除(利益が減る)がある
  • 万一赤字が出た場合、その赤字を3年間繰り越して将来の黒字と相殺できる
  • 家族への給与(青色専従者給与)を経費として計上できる
  • 100,000〜299,999円までの備品等(PCや機材)を一括で経費にできる……など
平均課税を忘れない。印税等の収入が多い方の中で「平均課税」という言葉を聞いたことがない方は要注意です。詳しくは事例集(平均課税)をご覧ください。

04

消費税ってどうなるの?
—— どんな人が消費税を納税するのか ——

フリーで活動されている方はいわゆる「個人事業主」という扱いになります。そういった方は年間の売上が1,000万円というのが一つの基準になります。

今年の確定申告で消費税の申告が必要かどうかを簡単に判断するためには、2年前の売上を見ます。1,000万円を超えている場合には申告が必要、超えていなければ不要ということになります。

インボイス制度(令和5年10月〜)の開始により、免税事業者でも適格請求書発行事業者への登録を検討される方が増えています。登録の判断は状況によって異なりますので、詳しくは事例集(インボイス)またはお問い合わせください。
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